2008年04月18日
『食育フォーラム』2008年5月号

投稿者 ken : 14:50
2007年10月05日
NHKためしてガッテン流死なないぞダイエット
投稿者 ken : 19:27
子どもの栄養と食育がわかる事典
投稿者 ken : 19:22
養護ってなんだろう
投稿者 ken : 19:08
図解 看護に役立つ栄養の基本がわかる事典
投稿者 ken : 19:05
N.SATOの生活科学実験講座 ①食と健康
教育図書 HPをご参照ください。
http://www.kyoiku-tosho.co.jp/v2006/kateika-net/tosho/index.htm
投稿者 ken : 19:03
2007年08月30日
『生活常識の大逆転 暮らしアップ術』
投稿者 ken : 16:20
『まんがキッチン』
投稿者 ken : 16:19
ズバリ巨大プリント
投稿者 ken : 16:19
『野球食 Jr.』
投稿者 ken : 16:18
2006年11月20日
私の作る郷土料理
ふるさとごはん会 編
マガジンハウス(2006.9.20)
A5判 136ページ
投稿者 ken : 10:42
Power Food 色の不思議な力を食べこなすレシピ
山田三津子著
グラフ社(2006.8.15)
B5判 96ページ
投稿者 ken : 10:26
2006年10月04日
キシリトール入りの咀しゃく力判定ガム

キシリトール入りの咀しゃく力判定ガム
〜かむ力と口の健康の教材に〜
XYLITOL咀嚼力判定ガムHP
咀しゃく力とは、「口のなかで食べ物が細かくかみ砕かれているか」
「きちんと口のなかでだ液などと混ぜ合わされているか」を表す指標
のこと。この「咀しゃく力判定ガム」の登場で、誰でも簡単に判定で
きるようになった。
このガムは東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科の早川 巖教授
の指導のもと、(株)ロッテによって開発されたもの。判定法はとて
も簡単で、「咀しゃく力判定ガム」を通常のガムのように2分間かんだ
後で白い紙などに置き、パッケージ表面のカラーチャートと色を比較
する。ガムははじめはうすい緑色だが、十分に咀しゃくされると鮮や
かな赤色に変わっている。
さらにこのガムは、むし歯菌のえさとならず、その数を減らす効果
のあるキシリトールを配合したノンシュガーガム。色の変化はだ液の
はたらきによって酸性のガムが中性化されることを利用したもので、
だ液のはたらきやパワーも子どもたちに実感されやすく、歯の健康の
教材にもピッタリ。拡大保健委員会などでも一役買いそうだ。価格は
1箱50枚入り、5,250円(税込)。
問い合わせは
株式会社 オーラルケア(フリーダイアル0120-500-418)まで
野球食
海老久美子 著
ベースボール・マガジン社(2001.10.31)
A5判 240ページ
保健教材の作り方・使い方
田村砂弥香・桂 恵美・岸田佳子著
健学社(2006.8.25)
B5判 144ページ
食の右側、左側 食育へのヒント
成瀬宇平著
丸善(2006.7.31)
四六判 200ページ
ことわざ栄養学
辻 啓介著
健学社(2006.9.15)
四六判 200ページ
充実おかず1人分100円まで!
伊藤睦美ほか著
講談社(2006.6.15)
B5変形判 104ページ
踊る「食の安全」 農薬から見える日本の食卓
松永和紀著
(社)家の光協会(2006.7.1)
B6判 232ページ
2006年07月07日
初女さんのおむすび
佐藤初女・木戸俊久 著
原 年永 絵
木戸出版(2006.3.15)
A5変形判 68ページ
定価(本体1,200円+税)
みんなが食べてみたいという、森のイスキアの初女さんの
“おむすび”。これは疲れた人、苦しむ人を癒やし励ます、
ふしぎなおむすびの話。
「森のイスキア」をご存じでしょうか。元小学校教員の佐藤
初女さんが、1992年「自然の中に憩いと安らぎの場を」と岩
木山の麓に開設し、以来、この場を中心に、苦しむ人、弱い立
場にいる人をはじめ、助けを求めて訪れるすべての人を迎え入れ、
おいしい手料理と生活を共にすることで元気づけている。この本
は、そんな初女さんのイスキアでの活動を、子どもたちに伝える
ために生まれた絵本。
「一緒に食べることは、深いところでこころが通じ合えるのです。
…食事は、人を変える大きな力を持っているのです」森のイスキア
には、大きな丸テーブルがある。突然のお客さまが一人や二人増え
ても少しずつ詰めてもらえば座ることができる。そして初女さんが
にぎったおにぎりを食べ、人は癒やされていく。「人は受け入れら
れたと感じたとき、大きな癒やしになります。受け入れるとは、答
えを用意しないことです」
巻末には「初女さんのおいしいおむすびの作り方」も載っている。
大人も子どもも絵本を読み進みながら、疲れた心とからだを満たす、
ふしぎな「おむすび」の力に魅了されるはずだ。
食育実践プログラム
中村 修 編著
(社)家の光協会(2006.6.1)
B5判 144ページ
定価(本体2,300円+税)
楽しく取り組みやすい食育プログラムが子どもの食生活、
家族の健康、そして地域を変える!プログラムの実際の授業
の映像、そして指導案や教材などが入ったCD-ROM付きの画
期的な本。
この食育プログラムは、算数の九九のように、すべての教師
がすべての子どもに教えることを目的に開発された。とくに
「食べ物を選ぶ力」「簡単な調理をする力」「元気なからだを
わかる力」を、食育の「基本の技」とし、知識としてだけでなく、
子どもたちに身につけて実践してもらうことを最終目標として
いる。そのため「問題発見」→「技の習得」→「技の実践」と
段階を踏み、また取り組みの前後で子どもたちが何を学んだか、
身につけたかを評価しながら進められる。
問題発見の導入では10年後の自分の夕食の絵を描かせ、そし
て現在の大学生の悲惨な食生活を紹介する。「ここで紹介して
大学生は、食事にお金や時間をかけて大事に食べたい、という
気持ちがなく、料理の技もないので、こんな食事をしています。
この技を身につけることができれば、みなさんの10年後は、
健康にいい豊かな食事をすることができます」。がぜん子ども
たちはやる気がわいてくる。
もちろん食に関するすべての分野を、この本がカバーするわけ
ではない。ただ「食育」で何をまず教えるのか、いまひとつ明確
でない現状に、「これが食育の基本ではないのか」と提示する本
書は、まるでど真ん中に投げられた渾身のストレートのようなさ
わやかな読後感を生む。食育元年ともいえる本年、すばらしい本
が誕生した。
工藤公康 粗食は最強の体をつくる!
給食を生かす授業づくり 12カ月
2006年05月26日
ずらーり マメ ならべてみると…
ずらーり マメ
ならべてみると…
深石隆司 写真
高岡昌江 文・編集
アリス館(2006.4.5)
B5判変形 28ページ
定価(本体1,500円+税)
おなじみのマメから、めずらしいマメまで18種類のマメが、
いろんな姿でずら〜り登場!
「マメ」と聞いて、あなたは何種類いえるだろうか?大豆、
小豆、黒豆、そら豆、グリーンピース、緑豆…。しかしまだ
まだあるのです。ナンテンカズラ、ホウオウボク、シカクマメ、
ディゴ、フジマメ、ギンネムなど。本書はそんな豆一家の大図
鑑だ。それぞれのマメのさや、マメの形、マメのへそ、マメの芽、
そして花などが、それぞれのマメごとにずら〜り並ぶ姿はまさに
圧巻です。子ども向けの児童書ですが、いっしょに読んでる大人
も「あれあれ!」「そうだったのか?」とぐいぐい引き込まれる
内容です。
この本は「ならべてみると…」シリーズの4巻目で、すでにカエル、
ウンチ、キンギョが発行されている。そのなかでも2巻目のウンチも
本書とならんで、食育の学習にピッタリ。どうして動物のウンチが
いろいろなのかのウンチクがいっぱいだ。肉しか食べないライオンの
それは真っ黒、そして骨を食べるハイエナは真っ白。またキリンの
ウンチはどうして丸いのかは読んでのお楽しみだ。
食育ノウハウブック
食を通しての心とからだの健康づくり
食育ノウハウブック
(社)神奈川県栄養士会
地域活動栄養士協議会監修
健学社(2006.4.25)
B5判 136ページ
定価(本体1,500円+税)
すぐに使えて役に立つ実践例が豊富!健康な食生活に
つながる情報が満載のノウハウブック!
インドの山奥で狼に育てられた女の子は、狼と同じ
ように四つんばいになり、生肉をむさぼるように食べ
たそうだ。他の動物と異なり、人間だけは人間が正し
く育てないと、人間としての食事ができない。
本書は、神奈川県で地域で活動する栄養士・管理栄
養士が指導媒体を工夫し、長期にわたって実践し効果
を上げている豊富な事例をまとめたもの。食育の現場
にとても参考になる。
「ぼくはげんき号。3つそろって出発進行」では、フラ
ンネルで食品モデルボードをつくり、食材のフェルトを
ボードに貼って使う。フェルトでつくった、たけのこ、
にわとり、とうもろこしなどがとてもかわいい。また
「今日なに食べたかな」は「食のビンゴ」シートを使い、
簡単に楽しみながら栄養のバランスチェックができる優れ
た教材だ。そのほかにもすぐに使えて役に立つ教材が満載
の本だ。
さかなパワー
免疫力を高め、がんを予防する
さかなパワー
成瀬宇平・著
野崎洋光・レシピ考案
健学社(2006.3.25)
B5判 120ページ
定価(本体1,200円+税)
お魚博士と和食の達人による夢の競演が実現!魚介類に
含まれる機能性成分と健康効果をわかりやすく解説。
「分とく山」総料理長のご自慢レシピも満載。
魚が健康によい食品ということは理解しても、その種類は
多く、また調理に際しては頭や骨があるので面倒で食べにくい、
生臭みがあるので好きでないという人を多く見かける。しかし
それでいて、すしが大好きという人が圧倒的に多いのは、心か
ら魚が嫌いではなく、調理法が苦手とか食べ方の工夫をしてい
ないからだといえる。
本書は、健康によい魚の食べ方や健康に関する情報を身につ
けて、すてきな健康生活を過ごすためのヒントとして、栄養学、
食べ合わせ、調理のポイント、さらには給食だよりなどのヒント
として使えるコラムなどを充実させ編まれたものである。料理の
レシピや調理法はテレビなどでご活躍の「分とく山」総料理長の
野崎洋光先生が担当している。
魚のイラストも細密画のような丁寧さ。本書を読めば、今日か
らあなたもお魚博士の仲間入り!
生ごみ先生のおいしい食育
生ごみ先生のおいしい食育
吉田俊道・著
西日本新聞社(2005.12.11)
A4判 72ページ
定価(本体476円+税)
「なんでこんなにおいしいの?」学校、保育園、幼稚園、
市民の間で広がる、生ごみを生かしたとんでもなく元気
でおいしい野菜作り。
「身土不二」という言葉がある。すべての食べ物はみな
土から生まれ、そして私たちのからだになっていくのだ。
畑の害虫や病気だって、その存在にはきちんとわけがある。
著者は同じ野菜で次から次に害虫が発生するところとそうで
ないところを食べ比べ、その理由を実感し涙が出るほど感動
したという。つまり、害虫がつくところはおいしくなく、害虫
や病気は不健康な部分を掃除してくれていたのだ。
完熟したよい土を使えば、農薬も要らず、おいしく元気な
野菜がいただける。「今日も私は食べている、土に自然に生か
され、愛されている!」そしてこのことを子どもたちに知って
もらうために始めた「生ごみリサイクル元気野菜作り」。その
理論と実践が本いっぱいに記されている。
土の面倒を見、土からいのちをいただく食の知恵を子どもたち
に伝える。地温が高まり、種まきや苗付けの始まる今にぴった
りの本だ。
2006年04月04日
パネルシアター用Pペーパー
『食育フォーラム』2006年5月号の「なにわ発!おもしろ
食育教材」で教材製作に使用するパネルシアター用Pペーパー
です。
各社より製品が出ておりますが、アマゾンにて取り扱って
いる製品をご紹介いたします。
Pペーパー
Pペーパー厚口
Pペーパーとは
「Pペーパー(ぴーぺーぱー)」というよび名は、パネル
シアターを知っている方にはなじみがあるかもしれません
が、一般にあまり通用する名前ではありません。ですから、
文房具屋さんなどに注文してもときどき手に入らないこと
もあります。
正確には不織布のなかの一種で、紙ではありません。布
だと聞くと、腰のない、いわゆる布地のようなものを思い
浮かべるかもしれませんが、“分厚い画用紙”といったも
のです。
表も裏も同じように直接絵が描け、絵を描いた面も同じ
ようにくっつきます。また、軽くて丈夫なうえに接着力が
強いので舞台から落ちにくい、重ね貼りもできる…などの
特長により、魅力的な演出や仕掛けができます。
(参考文献:四恩社HP)
※追記 「食育フォーラム」5月号でとりあげたパネル
シアター用のPペーパーに関して、読者の方より大きな反響が
ありました。上記の紹介記事はパネルシアター教材を扱って
いるさんの四恩社さんのHPを参考にして編集部でまとめました。
なお四恩社さんではさまざまな大きさのPペーパーやパネル布、
初心者向けの入門セットなどを電話注文、ネットなどで販売
しております。ぜひご利用ください。
四恩社さんのホームページ
北斗晶の鬼嫁キッチン
北斗晶の鬼嫁キッチン
食材根こそぎ!! 使いっきりレシピ
北斗 晶・著
日東書院(2005.11.1)
A5判 120ページ
定価(本体1100円+税)
自称“鬼嫁”北斗晶が、家族への愛をこめてつくりあげた、
おいしさと栄養満点のレシピ集。食べればわかる必殺メニュー
の百花繚乱。
昔は「色が白いは七難隠す」といわれたが、今はさしずめ
「料理がうまいは…」になるのかもしれない。泣く子も黙る
悪役の女子プロレスラーとして名をとどろかせ、現在は同じ
くプロレスラーの夫と食べ盛りの息子2人に、居候まで含めた
一家の食卓を切り盛りする、自称“鬼嫁”の著者が「冷蔵庫
の食材を根こそぎ使い切る」を合言葉に自慢のレシピを紹介
する。
「使い切り」と聞いて、「貧乏くさい料理では…」と思わ
れた方、ぜひ本書を見てください。リングコスチュームさな
がらの、見た目にも豪華でおいしそうなレシピが盛りだくさ
んです。「かぼちゃのすいとんイタリアン」「マーボ大根」
「長ねぎ1本丸々焼き」などの必殺メニューがてんこ盛り。
そして極め付けは「ささっと作れるお手軽おやつレシピ」。
「豆腐のムース」「こんがり焼きバナナ」「お子さまサング
リア」と給食にも応用できそうなものが盛りだくさんです。
箸づかいに自信がつく本
箸づかいに自信がつく本
小倉朋子・監修
リヨン社(2006.1.5)
A5判 128ページ
定価(本体1300円+税)
「おいしく食べられれば、お箸の持ち方なんてどうでもいい」?
いいえ、あなたの手元はさりげなく見られています。子どもの
指導にも役立つ、今さら聞けないお箸のマナー。
お箸の起源については、はっきりしたことはわかっていないが、
約3千6百年前の中国の殷の時代に、すでにあったといわれている。
しかし初期のお箸は、人間が食べるための道具ではなく、お供え
ものをするときの神器として使われていた。
日本に伝わった時期は定かではないが、聖徳太子が食事の際、
中国にならって箸を使うことで統一し、一般に広まったとされる。
この本は、そんなお箸の歴史から、正しい箸の持ち方をマスター
するためのコツやトレーニング法、また箸使いのマナーから、和食
全般にわたる作法までイラストを交え、わかりやすく説明している。
ところで、みなさんは「咫」という単位はご存じですか?空手チョ
ップのように手を開いたときの、親指の先から人指しの先までの長さ。
箸の長さは、この「咫」の1.5倍がベターだそうです。子どもたちに
そんな話をしながら、箸を通して「食の大切さ」を伝えたいですね。
2006年02月01日
『折り紙でかわいい壁飾り』
『折り紙でかわいい壁飾り』
〜お店屋さんごっこが楽しめる壁面構成アイデア集〜
山口 真著
PHP研究所(2005.12.26)
B5判 96ページ
定価(本体1,400円+税)
折って遊んで飾って!子どもがよろこぶ食べ物折り紙です。一味違った、
教室やランチルーム、掲示板のたのしい壁面構成に役立つ。
いつも先生の頭を悩ませる掲示板づくりのヒントになる1冊です。紙さえ
あればいつでも、どこでもできるすてきな食べ物折り紙。にんじんやだいこ
ん、なすやさやえんどうなど野菜や果物、そしてフライドチキンやトング、
お玉まで折り紙でとてもかわいく再現されます。
折り方はとても簡単。作者による丁寧な作図もあり、初心者でも楽に折り
あげられます。写真やイラストだけでは単調になりがちな掲示板に貴重なア
クセントを添えてくれます。
また折り方をマスターして、給食委員会の子どもたちと工作しても楽しい
でしょう(ただし創作折り紙には著作権があります、その辺の取り扱いは
慎重に)。
2006年01月11日
『身近な野菜のなるほど観察記』
『身近な野菜のなるほど観察記』
稲垣栄洋著
三上 修絵
草思社(2005.8.30)
B6判変形 264ページ
定価(本体1600円+税)
私たち人間と同じように、野菜だって生きている。日頃何気
なくいただいている野菜の生命の躍動に目を向けさせる一冊。
私たちは毎日のように野菜を食べている。野菜が植物であり、
生命のあるものであることは頭ではわかっているつもりだ。
でも実際、それが感じられる機会は思いのほか少ない。私たち
の目の前にあらわれる野菜は、「植物」としてよりも「食材」
としての顔をしているからだ。だがそれは「よそゆきの顔」だ。
しかし、である。食卓でみる野菜の姿は、その生涯にとって
はいわば最後の舞台。その美味も魅力のごくごく一部に過ぎな
いような、食卓に上るまでの壮絶な生命のドラマが、どの野菜
にも人知れずある。また野菜は太古からの人類のパートナーだ。
野生から人間の要求に合わせ(そこには理不尽なものもあった
ろう)、その姿や形質を異常なまでに変化させてきたのだ。
本書は、そんな個性あふれる身近な野菜たちの生命の物語。
たとえば「ピーマン」。ピーマンの苦味は、じつは未熟なため
外敵に食べられないように出す苦味物質のためだ。実際、完熟
して食べる類縁のパプリカは甘いし、ピーマンも熟せば赤く甘
くなる。また中に実が詰まらないよう改良されてもいる。いわ
ば人間の嗜好に翻弄されるピーマンの半生を知れば、おいそれ
と「嫌い」とは言えない。またカリフラワーはブロッコリーの
突然変異から生まれたという話や、キャベツとレタスの似ても
似つかない話など、子どもにもつい教えたくなってしまう物語
が盛りだくさん。
なお著者の稲垣先生には本誌『食育フォーラム』で今春より
ご執筆いただく予定です。
『子どもの脳を育てる栄養学』
子どもの脳を育てる栄養学
中川八郎・葛西奈津子著
京都大学学術出版会(2005.12.15)
四六判 288ページ
定価(本体1500円+税)
脳は12歳ごろまでに完成するという。しかも脳に必要な栄養素や
その使われ方はからだの他の部分とずいぶん異なる。当然、大人と
子どもの違いも加味しなければならない。「健やかな脳を育むには
どうしたらよいのか」という見地に立って書かれた画期的な児童栄
養学の本。
脳に必要な栄養素は、ただ単に足りないものを補えばよいのでは
ない。たとえば子どもがキレる原因として「セロトニン」という神
経伝達物質の不足が影響しているという考えがあるが、だからとい
ってそれを多く含む食品やサプリメントを子どもに食べさせればよ
いのかというと、答えは「ノー」だ。
脳には、脳内に有害物質が入り込むことを防ぐ「血液・脳関門」
があり、神経伝達物質そのものは脳内に入り込めない。では食べも
のから「セロトニン」を補う方法は皆無かというと、これも答えは
「ノー」だ。脳のしくみを利用し、セロトニン生成の材料となる
「トリプトファン」と、それが脳内に運ばれるのを助けるホルモン
を分泌させる「糖」を同時に摂取すればよい。これはじつは民間療
法でも不眠を和らげるため、ホットミルクを飲むときに行っている
栄養素の組み合わせなのだ。
また大人にはよいとされる栄養素も、それがそのまま子どもに、
また成長期の脳にもよいかというとそうではない。この見地から分
析されたカテキンなどの「ポリフェノール」「DHAサプリメント」
の章も必読。脳の栄養学から見ると、炭酸飲料やジュースの飲みす
ぎは脳やからだに必須の物質である「セレン」の欠乏症を招いてし
まうおそれがある。また糖分や脂肪を必要以上に毛嫌いすると脳に
とって良くないことにも科学的な論拠をもって触れている。
本書の白眉は、「摂りすぎは不足と同じ」状態を生じる必須アミ
ノ酸についての章。とくに市販の「アミノ酸サプリメント」につい
てはその配合バランスが極端であり、そのまま子どもに与えるのは
危険ではないかと警告を発する。また著者の専門分野という体内時
計の関連から、朝食の大切さや生活リズムを整える大切さも説かれ
ている。
いわば栄養学も不足の埋め合わせだけの「幾何の精神」から、食
べ合わせや人生の諸段階の違いも考えに入れた「繊細の精神」に転
換すべきと促す画期的な書物だ。